2016年11月
長崎新聞読者モニターの皆さんに「もしあなたが今後、自動車学校に通うとした場合、立地や価格のほかに、どんな付加価値がある学校に通いたいですか」と聞いたところ、「教官の人柄がよい」が72.9%でトップとなりました。そこで今回は、教官やスタッフの人柄がよいと評判のかんこう自動車学校(諫早市)に潜入し、噂の真相を確かめてみました。
「こんにちは~」。11月中旬の取材日、かんこう自動車学校を訪れると、教官が生徒に元気よく話しかける姿が目に入ってきた。その後すぐに談笑が始まり、なんだかとても楽しそうだ。少し前まで抱いていた自動車学校のイメージとは違い、とても和やかな場所、というのが第一印象だった。
さっそく話を伺ってみると、かんこう自動車学校は、"DRIVEというHAPPYをずっと"をキャッチコピーに掲げていることが分かった。その言葉通り、同校は生徒たちに運転者としての責任の自覚はもちろん「運転の楽しさ」を知ってもらうための取り組みを重ねている。職員に対する教育は、特に力を入れている点の一つという。
同校では「運転は本来楽しいもの。その運転について教えるのだから、生徒と接する時も楽しくしよう」と教官らに意識付けさせているそうだ。そして実際、校内はあいさつや声掛けなどが飛び交い、時には笑い声も混じるなど、非常に明るい雰囲気だった。
鳥山豊福社長は「免許取得までの道のりは誰もが平坦なわけではない。だからこそ、振り返った時に「楽しかった」と懐かしんでもらえる、そんな学校を目指したい」と話してくれた。全職員にこの思いが浸透しているからこそ、生徒たちの表情にも自然と笑みが浮かぶのかもしれない。
教官の人柄のよさはもちろん、校舎内には無料のドリンクバーや遊具、レディースルームなどがあり、設備も充実。卒業まで、飽きずに学科・技能教習と合わせて楽しい時間を過ごすことができそうだ。